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2 X 4住宅って?

最近、住宅のテレビCMでも見るようになった 2X4ツーバイフォー住宅ですが、「ツーバイフォーって何?」って思ってらっしゃる方が大勢いらっしゃるのではないかと思います。

大きな特徴は一般の在来工法の住宅との構造の違いです。在来工法は、柱や梁でお家を支えていますが、ツーバイフォー工法のお家は「面」で支える構造の為、在来工法住宅に対し耐震性に非常に優れている点です。

また、性能の高さに加えて設計・生産の品質が確保しやすく、環境にも優しい木のお家です。

2 X 4の構造

北米で生まれたツーバイフォー住宅は構造用製材でつくった枠組みに構造用合板を張り付けてた「パネル」で、屋根・壁・床を構成し建物を支えます。日本の一般的な在来工法と呼ばれる住宅は軸組工法で「柱」や「梁」などを点で結合するのに対し、ツーバイフォー工法は「面と線」により6面体で、建物を支えているので地震や台風などの外力にとても強いのです。

強固なモノコック構造

「面構造」を基本にしたツーバイフォー住宅は、上記の図①のように6面体ができあがります。6面体が出来上がると、家全体がとても強いモノコック構造(一体構造)と呼ばれるものになります。モノコック構造とは、本来極限の強度が求められる航空機用に開発されたものです。今では、スペースシャトル、F1レーシングカー、新幹線などにも採用されているほど、極めて強固な構造なのです。

そのモノコック構造のツーバイフォーは、地震や台風などの力を建物全体で受け止め、荷重を一点に集中させず、全体に分散させてしまうので、外力に足して抜群の強さを発揮する事ができるのです。

耐熱性能

火に対する強さの秘密はファイヤーストップ構造!

2X4ツーバイフォー住宅は、火の通り道となる床や壁の枠組材等が「ファイヤーストップ材」となって空気の流れを遮断し、火が上階へ燃え広がるのをくい止めます。

また、床根太、枠組材等が一定間隔で組まれている床や壁の内部構造は、いくつも防火区域が用意されているのと同じ状態です。これらの一つ一つに区画によって火の進行はさらに遅くなります。
そのため、万が一、火災時に防火皮膜(石膏ボード)が突破されても、このように防火機能を2重3重と持つ「ファイヤーストップ構造」によって、ツーバイフォー住宅は初期消火の可能性が高く、火災時の被害を最小限に抑えます。

木は実は「火に強い」。

皆様、木は「火に弱い!」と思っておられませんか?実際、木材は燃えやすい性質をもっております。しかし、ある程度の厚さや太さがある(断面が大い)木材は、一度燃えても表面に炭化層を生成するだけで、火は内部まで進行せず木材の強度は低下しにくいと言う性質をもっているのです。

省エネルギー

2X4ツーバイフォー住宅は、断熱材の性能を最大限に使用出来る構造体。

2X4ツーバイフォー住宅の外壁は、枠組材に構造用面材を貼った大壁構造のため、枠組材の間に空気の層をつくります。

また、断熱材はその空気層に充填するため、施工も簡単です。つまり、構造体自体が断熱化し易く、気密施工も容易なため建物全体がもともと優れた気密性と断熱性を兼ね備えた、優れたエコ住宅ということです。
これにより、エアコンなどの暖冷房エネルギーのロスを減らして省エネを実現しています。

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